2018/07/19 02:37

忘れもしない、その年の冬。


少しずつ体が元気になってきたので、思い切って、外に出た。

電車に乗って、自由が丘を目指した。

お店の場所は、かなり遠いみたい。

道に迷ったので、30分くらい歩いたら、お店に着いた。


お店の名前はコーヒーロースト。


友達がお見舞いに来てくれた時に持ってきたコーヒーのお店。


店内はごちゃごちゃしてて、煙い。


以前メールしたものですってお店の人に言ったら、主人は税務署行ってるので、ちょっと待っててって。


しばらくするとおっちゃんが帰ってきた。

メールでは優しかったけど、かなりの強面。


真剣に話を聞いてくれた。

パンもコーヒーも音楽も、なくても死なない。でもあったら幸せだよな。そんな素敵なことをさらっと言う。


自分の心の声が漏れてしまう。


挫折したこと、病気したこと、これから生きてく上での不安、言葉にしてしまった。


それまでゆったり話してたおっちゃんの表情が変わった。