2026/08/26 12:05

焦がすことから始めた、深煎り。

コーヒーの焙煎では、焦げはできるだけ避けるものです。

豆を焦がさないように火を入れ、
その豆が持っている香りや味を引き出していく。

では、あえて焦がしたらどうなるのか。

そこから「焦 KOGARE」は始まりました。

フレンチ、イタリアン、パティスリーから

最近、フレンチやイタリアン、パティスリーの技法を見ていて、面白いと思ったことがあります。

料理やお菓子の世界では、
「焦がす」ことがひとつの技法として使われています。

肉や野菜にしっかり焼き目をつける。
バターを焦がす。
砂糖をキャラメリゼする。

火を弱めて焦げを避けるのではなく、
あえて強い火を入れることで、香ばしさや苦味、甘さをつくる。

焦げは、必ずしも失敗ではない。
焦がすことでしか生まれない味がある。

ならば、コーヒーでもやってみたい。

そう考えました。

火を落とすところで、あえて上げる。

コーヒー豆を焙煎していくと、「1ハゼ」と呼ばれる、豆がパチパチと音を立てる段階があります。

一般的には、このあたりから火力を調整しながら、焦げないように焙煎を進めていきます。

KOGAREでは、そこで逆のことをします。

火力を弱めるところで、あえて火力を上げる。

豆にさらに強く熱を入れ、
意図的に「焦がす」という領域へ進めていきます。

もちろん、ただ真っ黒にすればいいわけではありません。

どこまで火を入れるのか。
どこに甘さを残すのか。
豆の個性をどこまで残せるのか。

焦がしながら、その境界を探っています。

「焦」という深煎り。

目指しているのは、単に苦いコーヒーではありません。

焦がすことで生まれる香ばしさ。
深い苦味。
その奥から感じる甘さ。

そして、深く焼いてもわずかに残る豆それぞれの個性。

フレンチでも、イタリアンでも、パティスリーでも使われてきた「焦がす」という考え方を、コーヒーの焙煎へ。

焦がさないように焼く焙煎から、
あえて焦がす焙煎へ。

それが、MuuCOFFEEの深煎り、

**「焦 KOGARE」**です。